一人ぼっち。


そして誰もいなくなる
俺の周りから
誰もかも
いなくなるんだ


「小太郎っ…」
阿国と別れてすぐだった
心に寒さを感じたのは
「俺‥そんな強くねぇよ…」
弱くはない
大切な人を守る気持ちが自分を強くするんだ
でもその大切な人を失って
行き場のない想いをどうしたらいいか少年は知らない
「‥いつか‥幸村や十勇士も‥ああやって俺をおいてくのか…?」
少年はただ自分の腕を“ぎゅっ”と握り締めて震えを抑えようとした
「怖いなんて‥情けねぇ…」
頬を伝う涙そのままに
更に腕を握る手を強めた
「ガキだな‥俺‥強くなりたいっ…お前の為に‥幸村の為に…皆の為にっ…」


あの雨の日に触れた温もりは
強がりの壁を叩き壊してしまった
だからこそ今
本当の強さを手にしなければならないのだ
この涙を
この弱さを
この気持ちを
本当の強さにしなければ


「小太郎…俺さ‥強くなるよ‥絶対っ‥!」
少年の瞳に涙はなく
振り返らずに前へ進む
『いつまでも見守っててやるさ…』
今は見えない穏やかな笑みに見守られ
少年は走り出した


一人じゃない
俺、一人じゃないぜ
いつだって
俺の隣にお前がいるって信じてるから





*****
我が友、橘せれん氏からサイト開設記念にいただきましたv
素敵小説をありがとうございますっvv
何と言うか・・・これがマコサスですよね!
例えどんなに離れてしまっていても、お互いの存在で支えあうことができるんだね・・。
きっとこれからどんな辛いことがあっても、サスケは迷わず進んでいけますよね。
だってマコちゃんがいつでも見守っていてくれるから。
切ないけど、すごく心があたたかくなりました・・・。
本当に素敵小説をありがとうございました!!(語りだすと止まらないのでここらへんで自主規制;)



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